ロータリーの友 9月号

2016年9月 John F. Germ 2016-17年度会長

1917年夏、アメリカが第一次世界大戦に参戦してからわずか数カ月後、ロータリーはアトランタで第8回年次大会を開きました。当時の多くのロータリアンは、この大会を中止すべきだと考えましたが、理事会は結局、予定通りに開催するというポール・ハリスの案に賛成しました。不安と恐怖が渦巻く中、ハリスは大会演説で、後にロータリーで最も多く引用されることになる次の言葉を残しています:

よく指示された個人の努力は多くを成し遂げますが、最も偉大な善は、多くの人の努力が結集したときに生まれるものです。個人の努力は個人のニーズに向けることができます。しかし、大勢の努力の結集は、人類への奉仕に捧げなければなりません。結集された努力に限界というものはありません

当時の会長、アーチ C. クランフが「世界でよいことをする」ためにロータリーの基金の設立を提案したのも、ちょうどこの大会でした。結集された努力は、結集されたリソースという新しい力と一体となったのです。過去100年間のロータリーの飽くなき活動を支えてきたのは、この結集でした。今日、財団のないロータリーを想像することはできません。財団があったからこそ、ロータリーは、地元のクラブから、世界を変えるほどの力で「よいこと」をする国際的な組織へと発展できたのです。

今年度には、財団生誕の地、アトランタでロータリー財団100周年の祝賀が行われます。第108回ロータリー国際大会は、これまでで最もエキサイティングな大会の一つとなることでしょう。感動を与える講演、素晴らしいエンターテイメント、幅広い主題の分科会で、ロータリー奉仕をさらに拡大できるでしょう。もちろん、財団100周年の祝賀では大いに盛り上がります。

国際大会の常連という方も、ここ数年出席していないという方も、一度も出席したことがないという方も、2017年国際大会は絶対に見逃すことのできない大会です。アトランタは、地元料理、親切な人びと、多くの見どころのある素敵な街です。とはいえ、国際大会に出席する本当の理由はいつも、そこで出会う人びと、見つけるアイデア、感動、友情など、大会そのものにあります。詳しい情報とご登録(今登録すれば割引が適用されます)は、をご覧ください。アトランタでお会いしましょう!