会長の時間

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みなさん、こんにちは、やっと先日梅雨が明け、本格的な夏の到来となりました。

毎日うだるような暑さが、しばらく続くのではないでしょうか、私たちが子供のころと違って現在の日照気温は、かなり高くなっており、原因はいろいろと言われておりますが、確実に地球環境が悪化していることは間違いないそうです。地球温暖化の原因の一つではありますが、エアコンなしでの生活は考えられない時代となりました。

最近では、温度差の変調によって、体調を崩し連日のように、熱中症の症状によって、救急搬送される患者が多いとニュースをよく聞きます。

昨年の厚生労働省の統計で約1000人余りが亡くなられた報道を聞き大変驚いています。皆さんも注意しましょう。

本日の会長の時間は、夏の夜空を想像していただき、宇宙から人類の進歩と歴史について少しだけ語りたいと思います。

今日、7月20日は、1969年(昭和44年)46年前 人類が初めて月面に降り立った日であります。私たち人類にとって、歴史上の快挙であります。

日本時間21日早朝 アポロ11号 アームストロング船長の第一声は、「この一歩は小さいが、人類にとっては偉大な一歩である」 との名言は、今も忘れられない地球へのメッセージでした。

日本では、月面着陸から翌年1970年に、国産初のおおすみ人口衛星を軌道に乗せる計画に成功し、国内の気象予報をはじめ通信網の整備に大きく進歩していきました。このころから、国産のロケットと衛星開発である、日本の物作りの幕開けとなったのではないでしょうか。

その後、人工衛星により、日本の気象衛星ひまわり、GPS衛星によるカーナビゲーション、衛星テレビ中継により、茶の間で海外のニュースなど、リアルタイムで見ることができ、人類の進歩によって、自由に衛星を利用する時代と変わっていきました。

近年までは、ロケット産業は各国とも低迷しております、なぜなら宇宙ロケット開発には、大国の国家予算レベルの費用が必要となるからです。たとえば何度も再利用できるからと長年運用してきた、アメリカのスペースシャトルは使用後の修復やメンテナンスにお金がかかり過ぎて結局高くついてしまった経緯があり、また2度の事故で尊い命が失われ、スペースシャトル計画は中止となりました。そのため、アメリカは民間に打ち上げを委託して経費の消滅を図る方向に転換しました。

最近では、各国とも研究開発に力を入れ、打ち上げビジネスとして成り立つ程の活況だと言うことです。拝啓には、通信リモートセンシング(遠隔操作による人工衛星専用の測定器)を目的とした、飛躍的な進歩しており、我が国でも

2013年よりH2ロケットでの商業打ち上げ輸送サービスを開始しており、世界と肩を並べる程の技術力を持った、ロケット打ち上げビジネスを行っています。ちなみに、H2ロケット打ち上げ費用は 100億円程かかるそうで2020年の、新型によるH3ロケットの打ち上げ計画では、H2ロケットと比較して能力が6.5tと1.5倍高く、打ち上げ費用も50億円でかなりコストダウンであります。

最近では民間の宇宙開発も停滞していますから、H3新型ロケット開発が待たれるところであります。

最後に人類の進歩はどんな歩みをたどってきたか、と言う歴史認識もあります、つまり進歩と言うのは必ずしても一様ではなく、とどまる事もあるし、後戻りすることなく、そんな歴史が人間の歴史なのではないでしょうか